・投資初心者
・ETFを買ってみたい人
・ポートフォリオの組み方に悩んでいる人
こんにちは。アラサーOLまるこです。私たち夫婦は、Fireすることを目指して日々勉強しながら投資しています。
今回は全世界株式に分散投資できるETFのVTについてまとめています。
目次
1.VTとは?
そもそもVTってなんだっけ?
VTは全世界株式に投資するETFだよ
VT (Vanguard International Equity Index Funds – Vanguard Total World Stock Index Fund)とはETFの一種です。ETFとは、様々な会社の株式を組み合わせて売っているパックのようなもののことです。VTを買うことで、世界中の株式を組み合わせた投資を行うことができます。
長期投資を目的に、資産を分散したい方に人気のファンドです。
2020年10月31日時点では、
・純資産 78.87ドル
・分配金 1.594ドル
・10年間の平均利回り 10.18%
・ベンチマークの10年間の平均利回り 10.25%
となっており、毎年1.594ドルの分配金を受け取りつつ、3%ほどの成長も期待できる人気のETFです。それでは詳しく説明していきます。
2.VTの投資先
実際に何銘柄、何か国に投資しているの?
VTの組み入れ銘柄は全部で8816銘柄、全部で47ヵ国もの国に投資しているんだよ。
下記に上位10個の組み入れ銘柄をまとめました。(2020年10月時点)
銘柄 |
組入比率(%) |
|
1 |
Apple Inc. |
3.1 |
2 |
Microsoft Corp. |
2.7 |
3 |
Amazon.com Inc. |
2.3 |
4 |
Alphabet Inc. |
1.7 |
5 |
Facebook Inc. |
1.1 |
6 |
Alibaba Group Holding Ltd. |
0.9 |
7 |
Tencent Holding Ltd. |
0.8 |
8 |
Berkshire Hathaway Inc. |
0.7 |
9 |
Taiwan Semiconductor Manufacturing Co.Ltd |
0.7 |
10 |
Johnson & Johnson |
0.6 |
上位にはアップル、マイクロソフト、アマゾンなど米国企業が上がっています。全世界に投資しているETFですが、組み入れ割合の多い銘柄は米国企業が中心であることがわかります。
しかし、組み入れ銘柄は常に変化します。そこで2020年10月と2021年6月の上位10銘柄を比較してみました。
2020年10月 |
2021年6月 |
|
1 |
Apple Inc. |
Apple Inc. |
2 |
Microsoft Corp. |
Microsoft Corp. |
3 |
Amazon.com Inc. |
Amazon.com Inc. |
4 |
Alphabet Inc. |
Alphabet Inc. |
5 |
Facebook Inc. |
Facebook Inc. |
6 |
Alibaba Group Holding Ltd. |
Taiwan Semiconductor Manufacturing Co.Ltd |
7 |
Tencent Holding Ltd. |
Tesla Inc. |
8 |
Berkshire Hathaway Inc. |
Berkshire Hathaway Inc. |
9 |
Taiwan Semiconductor Manufacturing Co.Ltd |
NVIDIA Corp |
10 |
Johnson & Johnson |
JPMO\organ Chase & Co |
2020年10月時点では、6位にアリババとなっていますが、2021年6月時点では6位に、台湾セミコンダクターマニュファクチャリング株式会社という半導体会社が入っています。このように、VTを購入することで様々な国の成長している会社に多く投資することができます。自分で会社の成績を確認して株を買うとなると時間と労力が必要ですが、このように自動で様々な会社を組み入れて随時調整されるのは、個人投資家には嬉しいポイントですよね。
国別・地域別はどのような投資比率になっているの?
投資先を国別、地域別でまとめたものが以下のグラフになります。
国別では、半分以上が米国!!
全世界に投資しているといっても、今はアップルやマイクロソフトをはじめとする米国企業に6割近く投資しているETFであることがわかります。
米国以外では、日本・中国・イギリスが多いです。
4.VTが人気の理由
どのくらい人気?
実際どのくらい人気なのか調べてみました!
SBI証券の定期買い付けランキングでは、6位にランクインしており人気が高いことがわかります。
米国ETF |
|
1位 |
|
2位 |
|
3位 |
|
4位 |
|
5位 |
|
6位 |
|
7位 |
|
8位 |
|
9位 |
|
10位 |
|
11位 |
でもなんで人気なの?
人気の理由を4つにまとめてみたよ
理由①:安定・右肩上がり
市場価格は、減少することはありますが、長期でみると上昇していることがわかります。右肩上がりの成績であることから、長期投資することで、安定した資産形成が期待できます。2010年の株価が47ドル、2020年の株価が92ドルであることから、10年で2倍近く値上がりしていることがわかります。
理由②:経費率が安い
VTの経費率は0.08%となっており、米国籍全国際株式ETFの平均よりもかなり低いことがわかります。経費率は必ずかかる費用なので、経費率が低いのは、人気の一つだと思います。
理由③:分配金も期待できる!
分配落日 |
一口当たりの分配金額 |
2019年12月23日 |
0.9109 |
2020年3月23日 |
0.2205 |
2020年6月22日 |
0.360 |
2020年9月21日 |
0.4025 |
一年間合計 |
1.9245 |
年間1.5~2%ほどの分配金を期待できます。
保有するだけで、お金が振り込まれる分配金もあるのは嬉しいですね
理由④:各国に分散投資できるので、ポートフォリオのコアとして活用できる
VTを使えば、各地域・各国・各銘柄に効率的に投資することができます。
しかし、VTだけに投資するのではなく、成長が期待される米国比率を増やしたかったり、日本にもっと投資したい場合は、VTをコアにポートフォリオを構成することが、SBI証券・楽天証券でおすすめされています。
例えば、50%は米国、30%は新興国に投資したい場合、VTを50%、VTI(米国)を25%、VWO(新興国)を50%のポートフォリオを作成します。こうすると、右の円グラフのようにVTをベースに自分のオリジナルのポートフォリオを作成することができます。ただ、VTは米国が6割を占めるETFなので、VTに米国株だけを足すと、リスクが大きくなることは理解したうえでポートフォリオを組むことがお勧めです。
理由⑤:世界人口の増加に伴って株価は増加する
手取り22万円で資産1億円を達成し、本も出されている井上はじめさんの記事にこんなことが書かれています。
これからも世界の人口は増え続けるのだろうかと思い、いろいろ調べてみました。そしたら、「世界戦争が勃発したり、巨大な隕石が落ちたりしない限り、2050年には100億人に達する」と書かれていました。加えて、ある世界的な金融会社では、「2050年に全世界のGDPが250兆ドルになる」と試算していました。2006年当時、世界のGDPは47兆ドルでしたから、5倍に膨れあがるということになります。それで、世界経済の成長に連動する金融商品に投資すれば、お金を増やしていけるのではないかと考えたんです。
手取り22万円で資産1億円、その方法を教えて!:井上はじめさんインタビュー前編
https://media.rakuten-sec.net/articles/-/27372?page=2
さらに、「世界人口は約77億人、世界のGDPは約80兆ドル(2017年末)」と記載があり、2006年から12年で、GDPが二倍近くまでなっています。
これからも世界人口が伸び、GDPが上がる可能性は高いと考えられます。なので、VTを買うことは安定的に資産を増やしたい投資に向いているかもしれません。
私も、この記事を読み、これからも世界人口が伸び、GDPが上がる可能性は高いのでは?と考えています。なので、VTを買うことは安定的に資産を増やしたい投資に向いているかもしれません。
VTを買うことは安定的に資産を増やしたい投資に向いてそうだね!
5.リスク
どんな投資にも必ずリスクがあります。自分が許容できる範囲のリスクで投資を行いましょう。
まとめ
全世界に投資できるVTについて紹介しました。私は、経費率も比較的安く、これからの成長も期待できると考え、毎月購入しています。投資額・投資成績などについてはまた別でまとめたいと思います。
投資はリスクがあります。許容範囲内で投資を行いましょう。
著作権や間違いなど、細心の注意を払っていますが、もし何かありましたらご連絡ください。
参考文献:バンガード社の運用報告書
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