01 はじめに
運用管理費(信託報酬)はETFのほうが投資信託よりも安いとよく聞きます。なぜなのか…と思い調べてみました。
02 結論
結論からいうと、ETFは信託報酬を運用会社、受託会社の2つの会社でわけあいます。投資信託は販売会社、運用会社、受託会社の3つの会社でわけあいます。なので当然、販売会社がないETFの方が安くなります。意外とシンプルだなと思いました。
下記には、それぞれのお金の流れをまとめてみたので、よかったら見てみてください。
03 投資信託の仕組みについて
投資信託は、私たち投資家が販売会社から商品を購入します。販売会社はそのお金を信託銀行にあずけて、運用会社の指示のもと、金融市場とやりとりをします。
04 ETFの仕組みについて
ETFは、まず、流通市場と発行市場があります。
流通市場では、投資家が証券会社からETFを購入することができます。
発行市場では、証券会社、運用会社、信託銀行がそれぞれの役割を行います。「運用会社は組み入れ銘柄を決定したり、運用指示を行い、信託銀行はETFの資産の補完・管理、証券会社は市場での値付けなどを行います」(野村アセットマネジメント)
販売会社が入っていないから、比較的、投資信託よりもETFのほうが信託報酬が安いのですね。
04 まとめ
投資信託は、販売会社・運用会社・信託銀行が信託報酬をわけあいます。ETFは運用会社と信託銀行で信託報酬をわけるので、ETFの方が比較的信託報酬が安いようです。
参考文献
・投資信託協会 https://www.toushin.or.jp/investmenttrust/about/scheme
・野村アセットマネジメント https://nextfunds.jp/semi/article9.html
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